気にしすぎるという症状
本日のテーマ
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「気にし過ぎることのリスクについて」
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誰でも生きていれば、多かれ少なかれ、いろいろな場面で不安というものはつきまといます。
ある程度の不安はむしろ必要だし正常ですが、
度が過ぎると精神的に不調をきたす可能性があります。
神経質といわれる方は、特に不安が辛いのではないでしょうか。
皆さんは日々の生活の中で、どれくらい「気になる」ことがあるでしょうか。
不安を感じ、それを気にしてしまうことがストレスになっている場合、気にするという行為が辛く感じてしまってることが多いのではないかと思います。
例えば、職場での仕事や、その環境、人間関係などで不安が生じることが多いは比較的多いといわれています。他にも将来の不安、健康面の不安、日々の生活上の不安、漠然とした不安、いろいろあると思います。
気になることは人によって違いますが、不安が多ければ、それを気にし過ぎるリスクは高いでしょう。
例えとして、人間関係にフォーカスしてみます。
人のストレスのほとんどは人間関係からくるものと言われています。
職場でミスしたらどうしよう、嫌われたらどうしよう、失敗したらどうしよう、
こういった感情は人間関係に付随しているものと言えるでしょう。
しかしこれくらいは誰もが少なからず感じているのではないかと思います。
気にならない人より気になる人の方が比較的多いのではないかと思います。
やはり注意したいのは、気にしすぎるということ、不安に対して度を越して気にしてしまうことです。
時に人は、自分が気づかないうちに、気にしなくてもいいレベルまで過剰に気にして、まわりまわって自らの首を絞めているという状態に陥ることがあります。
自分で自分の首を絞めていることに気づけていなかったりするのです。
不安に対しどうにかしないとと感じることは間違ったことではありません。
しかし良かれと思い気にし過ぎていると、新たな問題を引き起こしてしまうのです。
ぐるぐる思考(いわゆる反芻思考)は悩みを生み、やがて囚われに発展していきやすいです。
精神を病んでしまう原因のひとつに、気にし過ぎや反芻思考があります。
不安は悩みとなり、悩みを解決したくて気にし考えますが、そうして考えれば考えるほど、不安に囚われやすくなるという罠が潜んでいるのです。
不安に押しつぶされそうになり、気にし過ぎてしまうことは、きっと誰にでもあります。
まず、ここで一歩だけ引いて、不安と向き合うことが大切です。
世の中には、不安に対し、過剰に気にしすぎる人と、次の日には綺麗に忘れている人がいます。
人によっては、その出来事や不安が、全く気にならない人もいるということです。
自分が感じているその不安や恐怖が、もしかしたら気にする必要のない錯覚や妄想のようなものなのかもしれないということに気付けるでしょう。
あくまで考え方のひとつでしかありません。
本当に不安でしかたない、自分とその人とは違う、それは事実です。
大事なのは、自分が感じてる不安も、他の人の中には、全く気にならない人がいるということに気づくという点です。
ひとつ言えるとしたら、不安や出来事に対し、気にしても、気にしなかったとしても、どちらも正解ということでしょう。
視野を広げれば、不安に囚われにくくなれると言えるのではないでしょうか。
気にすることも正解、気にしないこともまた正解、気にしてはいけないということではないのです。
気にしなくても正解という事実を知ってるだけで、楽になれたりします。
人によって、蜘蛛が怖かったり、高圧的な態度に弱かったり、人の目が気になったり、汚れが気になって仕方なかったり、様々あります。
しかし、すべてにおいて、それを全く気にならない人もいるという事実があるということ。
ただそれを知ってるだけで、少し楽になるのではないでしょうか。
本日の気付き
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「自分が気になっていることは、案外、他人のどうでもいいことだったりする」
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ではまた次回!